RS TYPE97〜実戦への再調整〜
私の97式は長らくお部屋撃ちでの重鎮となっており、お外で撃つことはなかったのですが、やはりサバゲやるようになったんだから持っていきたいよねと、再調整をしてみることとしました。
その前に、この関西近辺でのフィールドではセミオートでのレギュが割と多いため、やはり97式もセミオートでの動き回りと調整を考えようと、ううん?セミ?フルで?セ・・・セ・・・セ・・・???
ええいややこしいこと考える前にまずはお掃除とシムの設定からやっちまえいと、全部バランバランにしてお掃除から再スタートです。
掃除シーンはざっと省略して、ここにおわすはピッカピカの部品。
古いオイルをまずは中性洗剤でさっと洗って、樹脂品はシリコングリス、金属はパーツクリーナーで徹底洗浄。
汚い色になっていたのは(特にシリンダー!!)ピカールで磨いて、ネジも一本一本汚れを落として、ああきれい・・・。
トリガースイッチとモーターには配線が直ではんだ付けされていたのですが、正直邪魔でしょうがないので全部外し、はんだも吸い取って除外!
確認は適当に作った簡易スイッチでするので、ここはしばし繋がずこのまま。
パーツチェックを終えて、ではいよいよ本命のシム調整。
97式のシム調整ってのはあまり・・・というか全く情報が無いので、試行錯誤でやること3日間。
とりあえずの手順書ができましたのでここに筆記。というか自分用であれば一度やってシム寸法値メモっとけば十分なんだけどさねー。
おっとその前に、瞬間接着剤でベアリング固定。
前に調べたときはかなりタイトだったので固定の必要あるかなと思ったのですが、よく調べると強度がまちまちだったので、どうせなら全部固定だとしっかり貼り付け。
リムの段差部に一段溝があったので、そこに瞬着を流すと良い感じでした。
まずはべべたんべべたんべべルギアからのスタート。
何でこいつかっていうと、97式のモーターハウジングにあるイモネジの穴にネジロックがべっちょりで、六角も突っ込めないし動かせないのです。
しかしながら初期位置でグッドになっていますし、モーターこのままであれば無理して外すこともないですので、これを基準とし設定と考えると、やはりベベルからということになります。
調整開始。
シムを入れずにベベルだけハメ込み、メカボックスとモーターをビス止め。
ビス止めはメカボックス3か所+モーター2か所。ネジに座金があるので馬鹿に閉めずとも、おおよその力でトルクは掛かります。
閉じたら反対側からギア軸を押しこみ、ノギスの深さ測定機能を使ってベアリングのツラと軸の段差を測定。
そのまま測定側の軸を今度はノギスで押し込んで、また段差を測定し、両方の数値を合算。
※どうも97式のメカボ設定にプラスしてベアリングリムも薄いので、シムの調整値がマルイやその他類似品メカボより大きくなっているようです。
これでシムの数値が出ますが、正直にこのままの数値のシムを放り込むとギチギチになってしまうので、0.1mm減らして放り込みます。
反対側も同じようにノギス測定しシムを放り込んだら、メカボだけ閉じたままドライバーか何かで回してスムーズに動けばたぶんオッケー?
なお97式のベベル合わせの注意点ですが、タペットプレートのバネがギア歯のすぐ上を通るという余裕のない設計になっていますので、あまりに底上けしていると干渉します。
自分のはギリギリ問題なさそうですが、念のためバネの軸にOリングをはめこんで底上げしました。
次はセクター。なのですがこいつも注意点。
タペットプレートとの干渉があるため、それを避ける数値で底上げをしていきます。
まあ単純にタペプレ放り込んで組んでみて回し、干渉してない数値で最初のシムを設定すればいいんです。
反対側はベベルの測定と同じように。
最後はスパー。こいつもタペプレとの干渉注意なのと・・・、
このようにベベル、セクターとのギア噛み度合いと隙間をチェックして設定。
まずはベベル側。私のはギリギリに見えますが一応ツラ以下でベベルの歯と噛み合わせているのでオッケー。
セクター側も当たらずにオッケー。もちろんタペプレとも。
終わったらギアだけを組んでシリコンオイル適当に吹いて、モーターを正逆回して確認。
・・・異音も削れも欠けも出なかったので大丈夫でしょう。
シムの数値はこのような感じで、とりあえず終了。
さて次は配線と行きますか。