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ここは私の管理社会

ガレキの祭典GWC

日曜日にたまたまたまたま情報を得てしまい、ヒマと性欲を持て余す私、GWC act.XVIIに参加してきました。

 

GWCって…なに?

はいそこから説明入りますね。
まず正式名称がガレージワークスコミュニケーション。略してKGBです。いやソ連関係ねえっての!!
ですのでGWCです。それだけじゃわからん?もーわからずやー。キモい。
では皆さん、ガレージキット、略してガレキは知っているでしょうか?ガラクタの山じゃないよ。
ガレージキットとはいわゆる量産されているプラモデルや版権製品とは違い、モデラーさんがせっせこ粘土やパテをこねて、おっぱいとパンツとふとももに怨念込めて作り上げる一品物(原型といいます)をベースに、丹念にこれまた手作業で複製した少数品でございます。
ですのでよく売られているプラモデルやフィギュアみたいに買ってきてそのままとかニッパーパッチンで組んで終わりとかでなく、造り手には割と手間な作業と技術が必要なものなのです。
そのかわり市販ではまず見られないすごいものがあったり、うわぁこれあの作品のモブキャラだ…ってなマニアックな版権モノがあったり、また人気なキャラであっても誰がこんなスケベ服複雑な衣装作るんだよってのが合ったりと、模型関係者にとっては見るも作るにも楽しいものなのです。

そしてそういうものを展示したり販売したり写真いっぱい撮ったりするのがその手のイベントであり、それが関西で行われているGWCということです。ボクは初めてであり知ったのもたまたまなのですが、かなり歴史の長いイベントであるようです。この手の趣味の輩は知り合いにあんましいなかったんもで情報がなかったのです。ぐふっ。

ボクも一応嗜むものの端くれ。それとこういうイベントに参加したこと無いので見聞広めるかと、ちょうどよかったので行こうと決意。サバゲとエロ本あさりとフィギュアのパンツ撮影と昼寝ばっかりやってるわけじゃないのだ。

では現地行きますね

満員電車は断るなので車で現地へ進行。いつもの安い駐車場へ止めて、しばし歩き。
ついた時間はおおよそ11時頃。見えました難波御堂筋ホール。
8Fはフリーイベントのブースであり、ディーラーさんの展示や販売は7F。7F行くにはパンフ買っての入場ということで実質コレが入場券代わり。

ちょうどその時ヤスリの無料配布ということで8F会場が混み出し、動き取れず。
配布終了と同時にパンフを購入して入場。とは言えパンフを見ても何が何やらということで、とりあえずはざざっと流れに任せて見学しましょうと。

皆目検討のつかぬ見学


まず1周目したのですがもう何がどこにあるって感じでわからず。うわー、おおーと圧倒されるばかり。え?こんな複雑なのをマジで同じ人間が作ってるの?しかも一から?と自分の技術レベルとの差で再度圧倒。
ガレキそのものは東方紅楼夢や専門模型屋でも見たことがあり、購入もしたりで未経験ではないですが、こうも技術レベルの違うものを見させられれば感心するばっかです。
もちろん造形だけでなく、中にはデカールやツールなどの販売もありで愛好家にはたまらんものがぞろぞろ。
とりあえず回った後は落ち着いて、写真撮影をと敢行。まあその写真もプロ機材持ったツワモノな人がいたので、ボクはそれなりに。
というかディーラーさんの名前を殆ど忘れてるという体たらく。なんとも失礼すぎるが、気になった所のをピックアップです。

ディーラーさんの作品

 

切られた石灯籠などというマニアックな作品

素材により石っぽい感じを出しており、重さもズシリ。

こちらは大型の武器を中空成形にて作り上げたもの。見た目に対してめっちゃ軽いです。

サバゲーやコスプレの小道具にいいかもしれません。

 

同じブースで展示されていたもの。そのアレはちょっとあかん!!

 

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別のブースでのおせっせい。

大丈夫かコレというのと、んな発想もありかよってのはさっすがガレキ。

 

こちとらも実在するウィルスですが、こうして立体物になるとなんとも生体兵器みたいですね。

 

お隣でのねこちゃんづくしに、カニ。単なるオブジェでなく爪楊枝や筆や小物を支えてくれる便利グッズでもあります。バイク猫は分離できます。どことなく金田っぽいポーズ??

 

こちらはコミカルな感じなガスマスク少女等のキャラ。

 

 

メガミデバイス用のオプション。電気仕掛けの光り物が多しですが、なかなか市販品では実装されにくいもの。

 1/12のマニアックな武器関係。リトルアーモリーが頑張っているとは言え、まだまだ少ないサイズ。こうして少数生産であれば欲しいものが見つかるかも。

 

えっと、変身願望のある方、チャレンジゴー…

 

こちらは企業のイメージガールたち。

某所ではやりたい放題とかキャラ崩壊とかありますが、素のデザインは可愛いです。

 

figma等に使う挿げ替えボディ。

なんともリビドーにあふれているチョイスです。

 

例の神様。単純なデザインなのに威厳があるわ。

こちらかわいいキャラたち。

塗装でリアルさが際立っています。…俺こんな複雑な塗装仕上げできるかな?

かわいいメイドさんキャラ。

 

ご存知けもフレ

躍動感あふれるポーズが多いですね。

 

食料。

細部まできっちり再現させています。

 

ミニキャラ達と、もういっちょ居た企業キャラ。

 

説明不要のフリーイラスト。

3Dプリンター使っての出力らしいです。

 

こちらも可動フィギュアの挿げ替え素体。

塗装は必要ですが出来は市販品と遜色なく、思ったよりリーズナブルと感じます。

 

 

NEETネコ?

設定枠を大きく取ってアレンジできるキットのことです。

 

こちらはタオルケットをもう一度というゲームのキャラ。

なかなかにちんまく可愛くできてます。

 

コアな人気を誇る邪神様が3Dプリンターや脱泡整形により降臨中でした。

 

その邪神のそばに展示されていたオリジナル。

神格を思わせる風合いで格好良いですね。

 

これらはデスクトップアーミー、略してデスアーミーの挿げ替えパーツ。バニーとかスク水とかわかってるわね。

 

同ブースにあった戦車。ややデフォルメ感が入っていていい感じです。

 

こちらは8Fに展示されていた精密出力可能な3Dプリンター機。

積層跡が細かく、削り加工もしやすいとフィギュア用途にはうってつけの感じでした。

 

こちらは個人展示のウォーハンマーというボードゲームの駒。

めっちゃ精密です。

さて写真を撮影したのはいいけど

写真撮影とちょっとした小物を購入でまずまず満足だったのですが、やっぱりこのイベントの事前情報不足で、役に立ちそうだった撮影や造形や塗装の実演を見逃してしまいました…

いやもうディーラーさんの作品見てちょっと買うだけで手一杯でして、どれもコレもスキルアップに良さそうだったのに、くそう、次は絶対参加してやるんだ!

無念に早々と終えて

おおよそ2時頃には離脱して遅めの昼食。実はもう一度見ようかなとか大阪で買い物とか思っていたのですが、急に頭痛がしてちょいと気分ダウン。このまま長居はできんと車で休み休み帰って帰宅。ちょっと風邪気味だったらしく、ひたすら寝て過ごしての顛末でした。

なんかもう不完全燃焼ですよ。次があればぜったいフルで参加したいっす。

こうして課題を残したのですが、イベント自体はすごい刺激になり、久々に模型を作りたくなったのと、もっとスキル向上させたいとの思いが強くなり、現在模型スペースや専門店を調べている最中です。

こっちの世界、まだまだ奥が深いです。