マウント殴りM1903
高い。
値段が高い株価が高い為替が高い頭が高い鼻が高い靴底が高い体脂肪率が高い血糖値が高い視力が高い血圧が高い座高が高い尿酸値が高いコレステロール値が高い。
な高いに色々あるけど、高くて困るは今のこいつ。
スコープ。つけたのはいいんですけど、マウントベースが高くて…いまいちノーバッチリッて狙いがにくいだめぇなんですよ。
一応僕も構え方がダメなんかいなと覗き位置を変えたり、ちょっと目線の距離を付けたりと色々精神論工夫論的展開でやってみたのですが、だーめだめだめだめ…全くしっくりこないのです。
ほら見てくださいよ。
元々アイアンサイトの位置にマウントの下スペースがありやがって。これじゃその段差分を姿勢で埋めるのは無理。
無駄な努力をいくらしても時間の浪費家になるだけですので、じゃあもういい金の力に頼ることに。と言ってもこれだけの為にチークピースなんて高いし、第一M1903のなんて売ってないだろと。ならばマウントベースを低いものに買い替えればと思ったわけです。
で、買い物したのはこちら。
規格としてはロータイプのマウントリングです。仕様はリング径25.4mm、リングセンターからマウントベース上面までの高さが25mm。リング径はスコープの径を測定しての選択でっす。
それとまあ安かったので、色々作りの方は妥協するかなというところ。
では到着品のご紹介。
作りはなんかいまいち切削部のエッジがピンと出てないような、まあケガしないようにと思ったらいいのか?後はまあまあな塗装。
要のネジ部はそれなりに精度があるため、きっちり締まってくれるのですが…
その位置がダメだこりゃ。
下はいいとして上がかなりずれてまっす。とはいえ使うスコープも安もんだし固定できりゃ良いとしとこうと、ともかく使ってみることに。
その前に今のそれと比較。
おそらく元々のはハイマウントだったようで、ローはこんなにも差がありまくり。
実にスコープ直径分2.54mm?ぐらいは下に沈み込むこととなります。
取り付けも元のと全く同じ。先にマウントに着け、後でリング部を締めて完成です。
どう?前と比べて低くなりましたよ。寸法に直すとおおよそ25mmぽっちの差なのですが、それが実際ではまったくもっての感覚違いとして出てきます。
と、ここで気になるところ。よく見るとコッキングハンドルが干渉しそうなのですが…
そこは事前に計算済。
ぎりっぎりですけど、このようにハンドルを限界位置まで上げてもスコープと干渉しませんよ。過去にネジロックでゆるみ対策もしたので、ゆるんで当たることも無し!
最後にテスト。自然な頬付けで目線が設定され、アイアンサイト仕様と同じような構え方で使えました。
スコープ高さの再設定により見た目にも一体感が出てきて、もっと使いやすくなったM1903。
中~遠での一撃を確実にするなら、安いものでもある方がいい装備ですよ。