無敵のターゲット様
フィールドに行く人行かない人。どちらでもちょこっとの作動確認や弾速測定やG抹殺などで、大半の人は部屋撃ちのほうが多いかと思われます。
ところがどっこいで部屋撃ちが思いっきりできない理由。そう大きなターゲットが無いのと跳弾の処理ですね。
私もマルイのシューティングターゲットをメインに使っていたのですが、どうにもフルオート電動で撃った時の跳弾処理にはめっぽう弱く、大半のBB弾はおもらしドバドバになり、毎度毎度お部屋の大掃除となっていました。
そんな面倒くさいこと毎回毎回マイドマイドのマイムマイムやってたまるかー!!と、何か市販品でいいものはないかと漁るも、そもそものシューティングターゲット自体が無さすぎてええーっ??と。
いやこうゆうの重要だと思うのに何で豊富に無いのかな・・・。おのれまき散らしてもいい土地が買えない貧乏人には、毎度のお掃除を素直にしやがれと申すか。
とまあ相変わらずの呪詛を吐いていたのですが、ネットでいろいろな情報を漁ってみると、どうにもその問題点を解決する手段がありました。
その解決法はこちら。
いわゆる防風ネットと呼ばれているものをターゲットの直前に仕掛けるというもの。
はい???網なんか貼ってたら余計に跳弾するじゃないの?
と、容量の少なく腐りはてた脳みそで納得できるようさらに情報を漁ってみると、どうやらこういう原理のようです。
まず使うものは防風ネットというか網目4mm四方のネット。耐久性、価格、入手性を考えるとこいつがベストなようです。
この4mm四方という寸法と柔軟なネットの構造が重要であり、
このようにBB弾をちょっと押し込むと、
スッと貫通する寸法となっています。
貫通したらあかんやん。いやいやそれでいいんです。
この貫通した際に元々の弾の威力は当然へたれますよね。抵抗になっている網を無理やり通過したわけですから、通った前と同じパワーではないです。
そのへたれた弾を、今度は正規のキャッチャーの網や布地で楽々受け取るので、弾はさらにヘロヘロションベンになり、ポトリと落っこちる。
そんなわけであれば跳弾はほぼ起こりえないということです。
要は適当な雑魚モンスターを差し向け、魔力と必殺技を無駄撃ちさせたところで、本命のボスモンスターが疲れた勇者御一行様を討ち取るという古典的手法です。え、たとえが変?
なるほど、そういうことなら原理はわかる。だがどうにも信用できないなと、ちょっと実験してみました。
用意したのはいつも跳弾して困っていたシューティングターゲット。マルイのですが中の布がピンチなので保護しておりました。
何でモザイク?そうこれは私の履き古したパンティーd
のぁあああああああああああ!!
・・・いや変態ネタとかふざけてるわけじゃなく、マジで補強に便利なんですよ。ゴムの部分でちょうど覆えるし筒状だし。
さてそっちはごめんなさいとして、窓の裏側にホットボンドでこのネットを固定しました。
でもホットボンドの熱で溶けるので接着剤か布テープの方がよかったかな・・・。
そうした後、これで実験というかZB26の初速確認をしていたのです。
おおよそ2000発ほどぶち込んだと思いますが、ネットが一部変形しただけで他は全く無傷。しかもほぼすべての弾を漏らさず受け取っていました。すげぇ!
ならばうむ、こいつで無敵の自作ターゲットが作れるじゃないかと、ホームセンターと100円ショップを跳梁跋扈。
・・・ここ数日この2か所に入り浸ってるな。
買ってきた。
用意するのはこの面々になりまーす。
100円ショップ
多目的回収ネット袋60cm×100cm:108円
デニム生地の端切れ:108円
ホームセンター
1×4材1820cm:243円+カット代129円=372円
※50cm2本と30cm2本にカットしています。
工具
金づち、釘、タッカー、タッカーの針、多目的接着剤(布、木、樹脂に接着できるやつ)、養生テープ。
※後で追加したのがドリルと木ネジ。
多目的回収ネット袋というのは、防風ネットで作ったきんちゃく袋です。網目は同じく4ミリマス。
1×4材に当たる素材は別に何でもよかったんですけど、頑丈さで木材にし、値段とカット代を考えるとこれが一番安い組み合わせかなと思ったので。
ちょっと重いんだけどね。
養生テープはちょうど布テープを切らしていたので代用じゃ・・・。
では総額600円+工材という不安になるコストのターゲット。作っていきましょう。
まずは1×4材で四角枠を組みます。
後はタッカーと釘で固定したんですが、ちと強度不足だったんでドリルで下穴掘って木ネジでがっちり組み付けました。
次に端切れを裏に貼り付け。タッカーで隅を固定し、接着剤と養生テープで隙間が漏れないようにしました。
端切れの残りを緩衝布として真ん中あたりにタッカーで貼り付けて吊るします。
最後はネット袋をすっぽり覆い、ちょっと後ろに張ってで完成。思ったより時間がかかったかな?
まあ大丈夫だと分かり切っているんだけど、テストはやっとかないとね。
銃はまたしてものZB26。作動慣らしを兼ねてで1000発撃ってみました。動画でもできればよりわかりやすいんだけどね。
結果はっぴょー。
1000発のうちしくじりが2発。その2つも威力無しのションベンで、後はこのように全部入ってますし漏れてもいません。
格安自作ターゲットとしては上等どころか究極な性能です。
その後ガスガンやエアコッキングなどを複数撃って、性能OKなのを確認。
ただベビーブローニングみたいな10禁で、さらに弱い威力の物を遠距離で撃つと、貫通できず弾かれるものもあります。
まあこれについては普通のターゲットでも十分ですしね。
作って自我自尊なんですが、このやつ何がいいかというと、まず枠が木なのでほどほどに軽く、丈夫です。
その木のおかげで後で穴をあけたり、フックを取り付けたりもいともたやすく行なえるえげつない行為なのです。
次に緩衝用の布とネット袋がぼろぼろになってもすぐ取り換えできるところ。
そしてネット袋のおかげで弾の処理が楽チン。外せばいいだけなのです。
後、少なくも奥行きがあるので、固定ターゲットを中に仕込むこともできるのです。
今年の夏から、お部屋の弾丸消費が激しくなりそうだぜ!!