MP40のスリングをつけてみようとした件のタイトルがあまりに長すぎて弾かれた
その通りでございますの四苦八苦記です。
本当はMP40のスリングをつけてみようとしたらその解説があまりにも無かったので自分で考えてつけようと四苦八苦したので詳細含めて記事にした
って感じのタイトルにして、一昔前の流行りのラノベみたいにしたかったんだけどね。
実は私、何かのイベント・・・多分ショットショーだろう、で購入していたMP40のスリングをすっかり忘れていており、マイ衣装入れにほったらかしにしておりました。
先日のケースを漁ってた時に思い出したのです。
銃にとってスリングとは衣服のようなもの。
ガンケース?・・・ガウンかな?スコープ?・・・眼鏡かな?レーザーポイントやライト?・・・ミギーとかARMS?
・・・んなくだらん定義はいいとして、それでまあ寒い季節と言うわけではないですけど、いつまでもスカートを履かないおしりむき出しの女の子ではあんまりだろうと思い着せてやることにしました。
しかしかかしもやしこの哀れなニンゲン、MP40のスリングのつけ方というか装着方法を全く知りませんでした。
知らないで何で買ったの?何で買ったの?
まあ装着なんて適当でいいじゃんと思ったのですが、全く分からずに適当と言うのも気持ち的にちょっといやなもので。
私は邪道好きですが、王道を知らずに邪道するなかれというどこかの漫画の言葉を大事にしております。
まあそんなことはいいとして。
では、まずその装着規定を知ろうよと言うことで調べてたのですが・・・。
ですがー・・・タイトル通りネットでは情報ないんです。
おかしいな軍装趣味でも特にめんどくさい年期の入ったナチ独マニアなら、こういうことは何故か聞かなくても嫌と言うほど細かくたっぷり30時間は聞き聞かせ、軍装ルーキーをやめてください勘弁してくださいと泣かせて帰らせるはずなのに、何で情報無いの・・・?
そうしているうちに、そもそも国内のそういう知識ってどこから仕入れるんだろう?と疑問符。
そりゃ諸先輩方から諸先輩方はどこから?その起源から起源って?多分その国の資料・・・ってところで、よしでは海外だとmp40 sling installation(installationは取り付けとか装着とかつけ方とかそういう意味合いの)で検索ちゃん。すると出てきたそれっぽい情報。
なるほど、割といい加減緩いだった中にも規定はあったようで、理解できましたのでやってみよう。
※今回の内容はあくまで個人的見解とネット情報に基づいてなので、真偽ははっきりしませんことをあしからず。
ここで役に立たないどうでもいい知識。
意外なようですが軍隊の服装や装備着用法は、どの国であっても割と個人によって差が出たりとそこまで厳しくもなかったようです。
あの世界一厳しい旧日本軍でさえ、士官服のオーダーはおろか兵もシャツや手ぬぐいなどを個人調達しておしゃれを行ってたり、近年の研究では装備着用の創意工夫や民間品代用もそこそこ行われていたとのことです。
(改定乱発や末期乱造の混乱で規定なんて合わせられないよってのはまた別の話・・・。)
脱線終わり。
おっと装着の前にモノを紹介。
どこで買ったのか忘れましたけどドイツ軍装やってた店だったと思います。あてにならない脳みそです。
このスリングはMP40専用と言うわけではなく、kar98kやMP44にも使われていたようです。
後色も黒と茶色があり、私が買ったのは茶のほうです。
まずは全パーツ。・・・パーツ?
びろーんと細長い革にボタンと言うか留め具に革リングが二つです。
まあスリングですし紐に金具で全部ですわね。
本体はうっしーの革製だと思うんですが、オイル手入れしていない割に最初からそこそこの柔軟性があります。
表面の仕上げは光沢感満載。格子状の模様が少しあります。裏面は少し荒くちょっと触ると革クズが舞います。
先端部は細くされているので通しがやりやすいです。
留め具部の拡大。穴はぴちょんくん雨マーク状。
ケツの金具。塗装が落ちて錆びてたりといまいち状態がよくないです。
中に入っている棒状の物を移動してストッパーとなるようで。
金具背面には革が貼ってあり、手間がかかっています。
下の縫製もかなりがっちり。
留め具と革リングのセット。
留め具には片方にネジ山が切ってありますが、革とのストッパー的なものなんでしょうか?
革リングは特に何って・・・。まあ、縫製はしっかりしてるようで。
さあ装備してみましょう。とその前にもう一つどうでもいい知識。
昔になんですがMP40のスリング通しを左右入れ替え可能と紹介しましたが、どうもこの位置にも意味があったみたいで。
後ろから見て右側だと、工場出荷状態。つまりこの左利きスタイルが基本なようです。
じゃあこのSRCでのデフォ状態(左側)はと言うと、兵士が個人裁量で右利きに都合いいよう入れ替えたようです。
ただしこの状態でスリングを装着するとコッキングレバーと干渉する、サイトを覗くとスリングが邪魔をする、
などなどなーどの弊害があったようですが。
ここでは工場出荷状態と言ってるほうで着用してみます。
脱線二回目終わり。
まず最初に革リングを二つ、ケツの金具あたりまでに通します。縫い目向きを気にするならば本体裏面にリングが表となるほうがきれいなのでそのように通します。
フロントのリングに裏面を表面にして(ややこしい言い方だな!)先端を通します。
通したら先ほどの革リング二つに先端を通していきます。
そのままケツ金具も通過。ルートはこのように棒で締められるように上を通って。
後ろのリングへは左から右へと差し込みます。裏面が見えるように通せばいいです。
最後に留め具で挟み込み革リングでループ部を締め込み、金具の棒で挟むとすれば完成!いい感じです。
ついでなので左右入れ替えた状態のものも。
後ろの通しが右から左になるだけです。
さてここで三度目の脱線。もういい?いや大事なことなのでお付き合いをば。
一部の人なら気づいたでしょうが、スリングの前後装着が間違っているぞと怒ったでしょう。
前後どっちでも再現するだけなら正解なようです。
・・・いや厳密には正解を調べたのですが今の限りではわかりませんでした。
なぜなら海外のフォーラムや装着などでも、というか記録写真や映像でもどっちの装着例もあるからです。
※記録写真は権利等がややこしいので貼りません。探してみてください。本当にどっちもあります。
推測ですがこういうのがいい加減なのは多分用途さえあえばどうでもいいんだと、そもそものドイツ軍の規定が緩かったのかもしれません。
最初の脱線で個人装備云々と言ったのはそこです。
ぶっちゃけスリングなんて吊れればいいだけだもんね。
前後逆の装着はこの記事ではしませんが、基本は同じです。
最後終わり。本当に最後だよ。
黒一色に飾りとして革の色が入るとアクセントとしていい感じ。
引っ張るとまだギチギチ言ってますが、もう少し革が柔らかく馴染むと使用感もよくなっていきそうですね。