書引手解分部閉密斯瓦−銃拳式年六十二
最後はガス漏れの修正で行った時の、ガスタンク分解の復讐をします。
・・・リベンジじゃないない。
ちなみにガスタンク分解はメーカーの保障外です。
自身のない方は素直に送り付けの準備をしましょう。
※一応言っておきますが、
私は自己責任で分解して直そうと思い立ってるだけであり、
決して分解推奨派ではありません。
異常がなければやめとくのがよろしいです。
まずはガスバルブ。単純に回せば取れるんですが、
このゴムパッキンがよくネジ部や端面に噛み込んでだりで千切れており、
それが漏れにつながったりも・・・。
私も分解時か元々かはよくわかりませんが、噛み込み千切れが見受けられたので、
替えのOリング(パッキン)を用意して、注意深く閉めなおして補修しました。
ちなみに替えのOリングはここで見つけました。
↓
この店ではOリングを1個単位から売ってますので、補修に役立ちますのよ。
当然規格品ですので、厳密にはそっくりそのままではないです。そこは自己判断で。
さて本番へと参りましょう。製品前部のネジを外し、軸部を分解。
マイナスネジですのでなめなめによく注意。
奥にもいっこネジがあるので、そいつも外す。
同じマイナスネジだがサイズが違って、ええい面倒くさい!
外れるとネジにバネにいろいろ出てきますので注意注意。
部品を置いて、お手を拝借。
前と後ろを持ってゆっくり引っ張る、もしくは真ん中に棒でも突っ込んで押すと…
ペガサスシステムの心臓部ご拝見。
支点とE型の金属パーツによって、Z配列のシーソー構造というかそんな形になっております。
僕みたいなあぱらぱーよりも、頭のいい専門家が詳しく解説してると思いますので、深くは語りません。
さらにこの構造をばらすのには、裏側のCリングを外す必要があります。
私も注油がてら確認ということで解体しましたが、
もしチャレンジする場合は難度が高い部分ですので、パーツ紛失にも傷にも注意してください。
ここまで分解して、さて私の二十六ちゃんはどこが悪かったのかな?と。
はいみっけー。
外側のタンクにあるガスの解放部、Oリングが接触するテーパーです。
ここにダイカスト成型時のバリみたいなものが残ってました。
もう削っちゃって調整したので、図で説明。
まず正常な状態。
通常であれば左図のように、タンクの傾斜壁Oリングと芯でぴったり密閉されて漏れまちぇん。
そして発射の際には右図のように奥に引っ張られて解放。ガスが出るわけです。
ところがテーパー部にバリがあると、
このように不完全密閉の状態で固定され、何をしようがいつまでもガスが漏れてしまってます。
垂れ流しのおもらし野郎です。
たいていは注油やガス圧等でOリングのほうを馴染ませて気密を持たせますが、
どうにも私のはそれ以上の補正範囲を超えており、駄目だったのかなぁと。
というわけで、ちょっとずつリューターで削って、ペーパーでしこって、ピカールでなだらかにして、修正!
一歩間違えると本当のダダ漏れ君になっちゃいますので、ゆっくり慌てず何度も調整しました。
おかげさまで漏れ無し。作動も快調になっております。
ちょっとトラブルがありましたが、それを超えてこその愛着。
ガスガンとは手のかかるものです。
かいぐん!ってことで旗を買ってみたんですが、
・・・日章旗は派手すぎる。