sm Dystopia

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ここは私の管理社会

介紹術技新最キ良キ古―銃拳式年六十二

なんか知らんが私のブログ、ちょっとほんの少しルックアットになってやがった。

注目記事は例のごとくのアレで、まあそれはいいんだけど、なんだ誰だ何をやった貴様らぁ。

 

そして先日、倉庫からお装備とお武器を移動完了しまして、いろいろと手元に戻ってきました。

これのために更新サボもとい滞ってたのだ!

もぎたてフレッシュさはありませんがこれでレビューがいっぱい出来る。

夏は伸びきったシーフードヌードルみたいにぐでんぐでんな私ですが、

少し気合を入れて書きなぐって行きましょう。

 

では本日のお出し物。こちらの骨董品でございます。

 

 

HAHAHA、ジャパニーズリボルバー。タイプ26。

ペガサスシステムとKMバレル内蔵の、ハートフォード製品となります。

 

だいぶ前になりますが、ショットショージャパンのレポしたときに触って以来、気になっていたのです。

購入したのはその後しばらく経ってで、保管したり弄ったりですが、今回御紹介と相成ります。

基本アンティークとモデルガン方向の部類に入る見て楽しむ系の銃ですが、

私は日本軍の被服装備も持っていますので、そっち方向にはごちそうなアイテムです。

 

 

ちなみに日本軍は日本軍でも海軍のほうだがなぁ!!

そこ〇督言うな。・・・いややってるけど、あのゲーム以前のはるか前からだよ。

ちなみに機関士および臨時陸戦隊での下士官設定で集めてますので、上級将校仕様の提〇とはちゃいます。

服も野暮ったい三種だし。

 

旧日本軍は陸海で差のあった装備ですが、銃器はほとんど共通ですので考証には困りません。

そこ厳密に詰めると日露陸軍とかにまで遡っちゃうので、考証ガチガチもいい加減にしないとね。

どうせ船の上では捕虜の威圧用か、サメかシャチかお化け?を撃つか、号令弾代わりですし。

 

後は民間市販もされていた関係上、大正、戦前昭和の警察や私立探偵の小道具にも似合うと思います。

 

残念ながら銃の威力そのものについてはいろんな話からケチが付いており、

パワー至上主義者からの評判は悪いのですが、

製造期間も長く、質実な作りであり、民間からも安価で評判もよくと、

地味に戦前日本に浸透していた銃だと考えられます。

元々旧軍銃はやたらこき下ろされるのがいつもだから、どうでもいいけどね!

 

※最近のアメリカでは威力が少ないのが逆にホビーライクに扱えるだったり、

 口径が幸いして、専用弾の多いクラシックガンの中でも9mmパラを少し加工するだけで使え経済的とかで、

 撃てる銃としての地位を確保してるだとか、わからんもんです。

 

・・・うぉっと、気に入った銃のことなんでついつい前置きが長くなった。

では外観を見ていきましょう。

 

 

まずは全体。中折れ式リボルバーならではの中央のヒンジ部とシリンダーが目立ちます。

HW本体と各金属パーツのおかげでいい塩梅の重量感。

シリンダー、サイドプレート、トリガーガード、ハンマーの面積により全体に金属感があります。

後、作動部に利き腕要素が無いのが、左利きにとってはありがたいです。

射撃方法はダブルアクションオンリー。重い。

 

 

本体横には二十六年式と当時の製造元の刻印。当たり前だけど日本語で漢字の刻印です。

メーカーとエアガン団体の刻印ははてさて?

 

 

グリップはプラ製ですがいい雰囲気です。

見た目悪いわけでもないので、材質にこだわらないならそのままでもいいんですが、若干ガタつきます。

まあ気持ち程度なので、嵌合部に瞬間接着剤でも盛ってガタ止めしますか。

 

 

そしてその下にはランヤードをくくりつける環がどーんと。

持つとチャリチャリ音がして隠密行動には極めて適しません。だがいいんだそれが。

材質は金属ですが、紐を持って分銅みたいに振り回すのは強度的に怪しいのでやめておきましょう。

やらないよね?

 

というわけで、前回のショットショーで手に入れたランヤードをくくりつけ。

お値段1000円切ってたお得品です。

 

 

・・・紐じゃん。

 

 

まあ別にランヤード専用の環ではないので、

妖怪や鹵獲幼女や神やらをくくりつけて、思い思いに楽しんじゃいましょう。

 

こいつのホルスターはまだですが、割といろんなところからレプリカが出ているので、

何処がいいかじっくり吟味するとします。

 

 

では中折れ式リボルバーの真骨頂、オープン。

個体によって留め金が固いという報告が多いのですが、私のはスムーズでした。

 

 

シリンダーごとバレルが上向き、折れちゃいそうなこの感じ。

実際強度の確保がし難いとかで、廃れていった方式なのもわかります。

ただしペガサスシステムではガスの注入がやりやすいという利点があり、

エアガン的な実用上ではこの方式はアリです。

シリンダーは抵抗無くカラカラと回ります。気持ちいいのでリロードの度にめっちゃ回そう!

 

 

でもシリンダーがずれてると閉まりませんので、最後はそっと手で微調整。

そして閉じていてもシリンダーはちとグラグラ。時計方向に力を入れるとカチカチカチとシリンダーが回ります。

撃つときにはレバーが噛み合い固定されるので心配ないですし、

回転させるのもそこそこ力が要りますので不用意に動くことは無いかと思いますが、

現代銃に慣れた人にとっては不安な要素かもしれません。

 

 

このモデルのちょっと残念なところ。

薬莢のケツが六連繋がりになっているのと、端面のネジ。

うーん、ネジは構造上仕方なしだし、まあ薬莢の繋ぎだけでも塗装すればもっとよくなるかな・・・。

 

 

そして次の残念。BB弾が先込めになっております。火縄銃式でござる。

排莢ギミックが不可能なペガサスシステムゆえに致し方なし。

弾込め自体は楽なほうなんですが、装填気分はちょっと複雑・・・。

ちなみに弾数はきっちり6発。リアカン派の脳汁が漏れまくります。

 

 

最後の残念。トリガーガードが固定外れちゃうので、ガンスピンができましぇん。

ただしこれは実銃の仕様――――。そう、この残念を払拭する機能があるのです。

 

まずは暴発防止のため解放状態にし、トリガーガードを前へ引き出し、

サイドプレートを開・・・開・・・開いて・・・?

ちょっと引っかかるので、トリガーを軽く引いて開けましょう。

いざまいらん、二十六年式の封印解除!(ドイツ語っぽい言語で決めポーズを出しながら言おう)

 

 

はい中身丸見え。帝国拳銃の秘密大公開。

なんともレトロ感覚漂う金属部品の組み合わせです。

 

 

はい負荷のかかる部分は金属です。稼動部にプラはありません。分解についてはまた別に記事を設けます。

 

 

さて大体の外観部がわかったところで試射してみます。といってもせいぜい5m辺りでの部屋撃ちなんで感触だけだけどね。

ガスをシューっと、シュー・・・??

・・・あ、漏れてる。なんてことがあったのが買って直後。

分解整備して直した過程はこれも後日として、もう漏れてませんよ。

ちなみにガスは入れすぎると白煙もうもうになるので、長くても2、3秒程度にしましょう。

 

 

種子島のごとくに弾をこめて、シリンダーをかーっとまわしてパチンと固定。

この独特の作業と感触。なんとも気持ちがよくてうっとり・・・。合間に入る環のチャリ音もいいアクセント。

オートにもそしてモダンウェポンにも無いこのまったりさが癒され・・・???

敵前で癒されてどうする!!撃つべし!

 

 

うわぁまるで狙いがついていない、下手糞です。まあこれは個人の技量ですから・・・。

と、このままでは銃の名誉にかかわるので射撃感などを解説。

とはいえ、ダブルアクションオンリーゆえにトリガーの重さはどうしようもなく、

指に力が必要なのと、引きしろが難しくガク引きになることもと、少々慣れが必要です。

ただし動きについての気持ち悪さというものは無く、作動感は良好。

ここは元々の設計とハートフォードさんの技術がうまく昇華されている部分かと思われます。

 

 

ちなみにお部屋の温度27℃での初速は80後半となかなかに優秀。

そのおかげか発射音もそこそこ大きいです。

もしかしたら遠距離スナイプに適しているのかもしれません。

 

 

総合評価としては、性能は謳い文句の通り良好ですが、

どう解釈しても古きよき銃以上には難しく、最新装備にはまるで合いません。

しかし古風なものを好む人であれば、その良さは何十倍にもなるはずです。

精一杯愛しましょう。歴史ある落ち着いた銃もたまにはいいものですよ。

 

 

 

 

さてここからは余談ですが、今ある創作ものでこの銃が活躍してるのを御存知でしょうか?

んな骨董品が活躍なんて無い?

ありますよ。

 

 

週刊ヤングジャンプ連載中のゴールデンカムイ(著者:野田サトル)です。

日露戦争後の北海道を舞台に、主人公達と軍と死刑囚のお宝争奪戦+獲物の解体含むグルメ料理という、

知らない人が聞くとどういう組み合わせだと突っ込む内容なのですが、

強烈なキャラとテンポの良すぎる展開と濃厚なギャグで、毎度毎度お腹いっぱいで胸焼けがします。

 

わたくしの馬鹿説明だけじゃわけわからんちんでしょうが、

あんまし詳しく言うとネタバレになりますので、銃火器だけ簡単に。

 

二十六年式は基本的には愛銃としている人はいませんが、

この時代の軍での正式銃であるため、頻繁に出てきて舞台小道具として活躍しています。

 

さらに三十年式小銃、三十年式銃剣など、明治日本軍の武器は当然出てきますし、

それ以外にも村田単発式の猟銃、ボーチャートピストル、ウィンチェスターライフル、

マキシム機関銃などがお目見えでクラシックガンマニアもにっこりです。

 

もし興味があればお読みください。

前記のようにミリオタ的な要素ももちろん、あまり語られない日露後時代物としても楽しめますよ。