ショットショージャパン2015春の部−レポートという名の買物雑談
いえーい。
昨日と今日は誰もが知ってる、ショットショーじゃぱーんの開催日でしたね。
おっと日付が変わっちまったぜ。
私もご参加させていただき戦利品を持ち帰ってきましたので、
ざっと感想を羅列させていただきます。
…というか例のアレのレポートだけになりそうな気がするんだけど、いいよね許してね。
6/2:追記
AA−12のカシマコートについて聞いたこと忘れていたので、ちょっと書いておきます。
10時開場に合わせて乗り込んでいきましたが、もうその時点で人の集団がこんもり。
あからさまにその手のファッションをしているのはさておき、わかる人にはわかるオーラってのが、
…あまり出てもいないね。
最近はライト層というかもっと軽い感じでホビーを楽しむ人もいるようで、
女性連れ家族連れってのもちらほら目立ちました。
こんな駄目が手足生やした悪い大人になっちゃだめだよ、少年くん。
まずは奥のガレージへ。だってここ絶対後になると混むんだもん。
めぼしい品物が数点あったのでお買い上げー。
木製グリップだの革製ホルスターが2〜3000円代とかなかなかの放り投げ。
他に被服関係と銃改造用になんかねーかなといろいろにらめっこしたんですが、すぐ人の波が押し寄せてきたので退避。
後はメインブースをさっくり眺めて、さてここからが本題。
そう、マルイさんのブースですわ。
例のブツ、AA−12は正面右に設置。左がガスM4、真ん中がガスハンドガンでした。
今回もエアリボルバーが無かったのが残念。作動とか見たかったんだけどなぁ。
後AA−12Tシャツも先行販売中で、グッズにも力の入れようが見えました。
客入りについてはガスM4がトップで次にAA−12。
AA−12が思ったより人だかり少なかったでちょっと複雑。
まあみんなイロモノはインパクトあっても避けるよねー、避けるよね…。
ガスは撃ってて面白いもんねー、面白いもんね…。
マルイさんのほうは気さくに対応取ってくれまして、
こんないやらしいおっさんのしつっこい質問にもさわやかに答えてくれました。
ちなみにAA−12のことは過去に冗談で、
出してくれたら面白いなぁーでも無理だろうなぁーって言ってたことを話すと、いい笑顔で笑ってくれました。
ではAA−12への微妙に聞けそうで聞けなかった質問、いってみよう。
静岡で出た情報等についてはみんな知ってるだろうから、それ以外ね。
まずは外観等について。
エジェクションポートの作動は後ろに引くと止まり、
前に押し込んで戻すというホップ調整に便利な構造となっていました。
セレクターについてはやや粘って硬い感じで、マグリリースレバーについては感触が軽い感じ。
まあここは調整中でしょうから参考にはならないね。
それとバランスはいいんだけどやっぱり重い!!
自分の持っているものではA&KミニミやTOPM60らの、軽機レベルの重さに近いと思いました。
これを振り回してフィールドを駆け巡るのは相当至難と思いますので筋トレは必須でしょう。
Q.材質は?
A.プラスチックのガワに亜鉛ダイキャストのフレームで構成。
Q.実銃から採寸したのか?
A.実銃の入手ができなかったので、写真や映像などから寸法を割り出し設計した。
Q.実銃ではマズルバージョンが何種類かあるが、今後のオプション展開で出るのか?
A.現在のところ予定していない。要望があれば考えるかも。
Q.実銃ではガワに迷彩を施したりとホビー要素も強い。ガワの単体発売は予定しているか?
A.そもそも会社側の方針として分解を推奨していないので、出す予定はない。
なるほど最近の機種で売りにしていた実銃採寸は厳しかったようですね。
いいじゃないか、出してくれるんだもの。
元々が特殊な銃なのと実銃も出来立てほやほやなので、
オプションパーツはレールとかそんなんぐらいかなぁと、少し残念。
後、改めて日本の完成品メーカーであるという主張を聞いて、
マルイのエアガンは改造前提の製品ではないってことを忘れておりました。
ここは少し気を付けましょう。
続いて内部
モーターは新規らしいのですが、見た目の色はEG1000。
発射速度10発/sということはトルクに振っている感じですかね。
それ以外は金属フレームで覆われており、内部メカやギアは見えずで、完全に骨格って感じでした。
Q.三発発射ができるのがウリだが、単発発射はできるのか?
A.できない。弾の測定についてはタイムラグがあるので三発発射でも測定可能である。
Q.構造が新規なのは当然として、互換パーツの割合としてはどのぐらい?
A.90%ほど。モーター、ギア等についても新規なため、スタンダード、次世代の内部パーツとも流用はできない。
Q.FETの耐性はどの程度か?ぶっちゃけて言うとリポリフェなどの他社バッテリーは使えるのか?
A.公表できない。自社としては純正バッテリーを推奨しているため、それに準じて欲しい。
Q.なぜ次世代構造を盛り込まず、スタンダードの構成で制作したのか?
A.技術的な理由もあるが電動ショットガンとして勝負したい。
また元々実銃もリコイルレスを謳っているので不自然でもないと判断した。
FETやモーターや新規パーツの仕様については、実際の品物を見てのお楽しみってことですな。
オール新規というのは自分もRSの97式で体験しましたが、
製品の完成度を高めるということでは決して悪いことではありません。
最初のジャンルってことで別のネーミングのある構造を盛り込まず、低価格化に徹したってのも大きなポイントです。
追記Q&A
Q.ノズルに使われているカシマコートとは潤滑油で湿潤した状態を保てる加工と聞いた。
メンテナンスについてはどのような処置でいいのか?
A.チャンバーへのシリコングリス塗布は不要となる。
したがってクリーニングロットによる異物の除去、バレルの掃除といったことだけで十分となる。
シリコン吹き付け無しとは楽でいいですな。
割と分量間違えちゃうこともあるしで、調整の苦労が一つ解消されたのではと思いました。
そしてごっついマガジン
実銃であるのかはともかく、横のすれっじはんまーの文字が頭悪そうで格好いい!!
ドラムの自己主張も激しく、どっちでもいけるのは勃起ポイントです。
Q.ボックスマガジンの横刻印について、バリエーション展開はあるのか?
A.今のところ予定はしていない。
Q.ドラムマガジンは給弾以外のギミックはないのか?例えば弾倉が回るとか?
A.検討はしたが玩具っぽくなると考えオミットした。基本機能は電動給弾のみ。
ドラムについては見た目以外のおもしろギミック無しで残念。
回転の補足ですが、弾が減らず回ってるだけってのがどうかと思われたようで、
確かにそう言われてみると玩具っぽいかもしれません。
さてここからは余談
Q.AA−12の販売時期は?
A.夏前かそれ以降には出す。かなり早い時期になるかも。その後でM4を出す。
Q.自分でも言ってアレだけど、なんでAA−12みたいなマイナー変態ガンを出したの?
A.実銃の世界そのものが新製品開発について停滞しているため、既存品、M4バリエーションのみの流れに危機感があった。
AA−12は実際ユーザーからの要望が多かった。当然社内の賛否両論はあったが踏み切ってみることにした。
Q.ネタがないということは、今後思い切ったものが出てきたりもするのか?
例えばクラシックガンとか、東欧製品とか?
A.ありえないことではない。現在のユーザーは必ずしもミリタリー一辺倒ではなく、
ゲームやアニメといった他の媒体からのコスプレ的なもので流れてきている。
バイオハザードのみならずいろいろなゲームとのコラボも考えているし、需要によって変わる。
Q.エアリボルバーの販売については?
A.近いうちには出す。現在機種等を選定している。
Q.最近エアコッキングハンドガンの流れが途絶えている。新規の予定はあるのか?
A.金型への投資等、経済的な問題があり簡単には出せなくなった。数が出ると予想されれば検討する。
うーん、現実というものを聞かされて耳が痛い部分も…。
企業を発展させるのはユーザーですが、企業を滅ぼすのもユーザーです。あんまり無茶言わないようにね。
後聞けたこととして、絶対中途半端な完成品を作ることはしない、
そのためなら99%出来上がっているものでも容赦なく捨てるという体制は健在のようで、
マルイさんのこだわりがうかがえました。
さてデモを見物しようかと思いましたが、
ここらへんでめっちゃ暑くなったのと息苦しくて滞在することができず退散。
全国数万?人はいる改造野郎が焼き切ったFETと配線の怨念かー!!
まあ別の用事もあったんだけどね。
その用事とは、日本橋で配線関係のパーツを買ったのと、
そこの近くにある某本屋で頭の悪い漫画とエッチな薄い本とゲームを買って…いやこれはいい。
フォースターさんの裏ショットショーと称してのB品大放出祭りです。
B品ということで動きが悪いだの動かないのは当たり前。
割れだの欠品だの塗装ハゲ誰がハゲじゃだのまあ売り物としてはいろいろ厳しいものを、
「そのぐらい溶剤と金属粉とグリスによる健康被害で何とかなるわー!!」と、
豪語する変態たちに供給してくれるありがたいイベントです。
そこで私もでっかいものを購入。
ショットショーの戦利品とパーツと二次エロ本と、
とどめにこれを持って奈良まで帰るのは一苦労でした…。
全体的に実りのあるというかほとんどAA−12の裏話としょーもない雑談でしたが、
なかなかに楽しいイベントでございました。
でも暑いのはやだー!!絶対春のイベントじゃねーよ!!