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ここは私の管理社会

RS TYPE97〜バッテリー入れさせろこの野郎〜

 

たぶん97式の所有者が最も頭を痛める問題。そう、バッテリーの収納についてです。

値段もそうですが、このために所有のハードルが高くなっていることも事実です。

人柱もとい有志の方が色々とやっているのを踏まえ、自分なりの考察でこのいじわる問題に対抗してみました。

 

まずはおさらいというか・・・知らない人のほうが多そうなので、一応説明をば。

 

 

97式の形状はブルパップの中でも特に細身であり、さらに実銃寸法基準のため変な突起や構造に邪魔され、普通のバッテリーが収納出来ない、中途半端な余剰スペースになっています。

スペースといえばグリップのクリーニングキット収納部と、その上の機関部にちょこんとある程度。

 

他の部分にスペースはねえかねえのか悪い子が隠れるところはねえか!?と見てみましたが、有りそうなのはここぐらい。

 

 

しかもCR123Aで2セル程度しか入らないんじゃねぇ・・・。

 

 

で、RSではグリップ部に収納出来るバッテリーを純正として販売しており、それがこちら。

 

http://www.realsword.com.hk/jp/power.htm

 

さらに海外に同レイアウトでATLANTISバッテリーを使ったものもありますが、このT字バッテリー、思ったより余裕が無く、コードのつなぎ方と取り出しに苦労するとの意見があります。

 

 

 

ちなみに外付けは簡単です。

 

 

マウントベース部はバレルとの隙間を縫ってから閉め直すだけ。後は上に電池箱でも乗せればOK。

 

 

フロントへはこの穴を使えばほぼ無改造で配線出来ます。フロント用のレール?知りません。

(汎用のマウントベースを使い、穴に直接ネジ締めで固定すれば可能だと思います。)

 

 

ここまでの話を踏まえ、では、肝心のバッテリー内臓への解決策です。

 

 

まずはスペースの計測。大体でいいのでクリーニングキットの容器をチャッチャと測定。

30(幅)×21(厚み)×95(高さ)で、このあたりに納めればOK。あ、当然ミリですからね、mm。

そして端っこはR設定のためこの形状分狭くなり、グリップとレシーバーの境目には容器押さえ用の板があり、コレを削るのでなければ、配線のためのスペースを考慮しなければなりません。

 

 

 

寸法と電池をにらめっこしてとりあえず出た結論がこちら。

 

1.単4サイズのニッ水を8本組み合わせ専用バッテリーを作る

  利点:コストは一番安い

  欠点:ほぼ専用バッテリーとなる、容量には期待出来ない

 

2.9V箱型ニッ水電池を複数並列接続で使う

  利点:バッテリー加工をせずに配線だけで済む

  欠点:容量には期待出来ない、セルが高い

 

3.CR123Aサイズのリフェ3セルを組み合わせてAK型短縮バッテリーを作る

  利点:容量は少ないがリフェの各種利点を使える、AK型としても転用可能

  欠点:セルが高い、バッテリー作成がちょっと複雑

 

4.短スティック型のリポを使う

  利点:無加工で取り付けられる、リポの各種利点を使える、まずまずの値段

  欠点:リポの欠点ではなく冷戦崩壊直後のソヴィエトのようなワタクシの管理では自信が無い

 

まず4は自分的に除外。

 

2の箱型は配線の苦労はしなさそうですが、肝心のセルを他の事で使うようなことが無いと判断。これも選択肢から除外しました。

 

3のリフェは理想であり、今あるバッテリーをバラしてもいいんですが、とりあえず追加投資する方向で考えてみます。

※この後単セルと多機能充電器を物色。注文を出してみました。

 

残るは1のニッ水。

丁度良くバラ単4のストックがあったのと、リフェに向けての練習として今回はコイツで組んでみました。

(そういえば前回のコメントにありましたUFCのスーパーミニバッテリーも、調べるとセルは単4っぽい感じでした。)

 

で、作業工程と思ったのですが・・・

 

 

ちょっと取る余裕がありませんで、見ての通り苦労の連続で、もうボロボロ。

付け直しも数回で、たぶんセルの中はグツグツ煮えたぎっていると思います。

(まあテスター&試運転では正常でしたけど)

 

 

配列ですが2セルを直結とし、それを4組直列繋ぎ。シャンテのかわりにはんだ吸い取り線にはんだを染み込ませ、それをぶった切って配線しています。

菱形に配列したのは収納形状の問題で。

 

 

再充電は怖いのでちょっと置いといて、今回は収納の実験ですのでとりあえず入れてみます。

 

 

ばっちぐー。作りが雑なのでちょっとタイトですが、すっぽりと入ってくれます。

蓋もちゃんと閉められます。

 

 

配線も無駄に長すぎず。

 

 

このまま繋げば電源は入りますが、果たしてレシーバーは閉められるか・・・。

 

 

全く問題無し!!ちょっと配線を工夫さえすれば、閉じることは容易です。

 

とりあえず単4ニッ水での収納は大成功。他に転用しにくいのがアレですけど、かかった費用はかなり安く、使いつぶしで考えるのなら良いでしょう。

 

本日の費用:

  単4ニッ水8本  1000円(ぐらいだったはず)

  ケーブル    有り合わせ

  コネクタ    100円だったかな

  シュリンク関係 絶縁テープとバッテリーパックなので数円レベル

  半田とか色々  それなりに

 

電圧は1.2V×8個で9.6V。

性能は今回計測しませんでしたが、100円ショップならぬ1000円バッテリーで動かせるなら、97式専用バッテリーとなってもかまわないでしょう。

 

 

 

 

・・・ブツが揃えばリフェ運用でこき使ってやる。