こいつは手ごわそう
とあるところで入手した、TrijiconとかいうメーカーのACOGタイプダットサイトです。当然中国製のレプリカです。
しかしこの品物の状態が中々面白いことになっていました。
雰囲気はいいんですけどねー。
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まず塗装がかなり大きい範囲で剥げています。実は元々そんなに大きくなかったんですが、爪でカリカリとこすっただけでごらんの通り。塗膜弱すぎます・・・。後部パーツの鋳造もボコボコでいい感じのクレバスがあります。
次にそのまま回転しそうなつまみに見えるキャップをあけて、ドライバで調整というドット調整ネジ。
このキャップが曲者で、はめ込むといたるところに銀粉がまきちらされ、何度やっても掃除しきれません。
刻印はいい感じですが、微妙に欠けが・・・。
写真で見るのみでは本物のほうもベースに角度がついている感じでしたが、これはちょっと離れすぎている??
取り付けネジのほうも当然斜めです。土台と本体とをはめ合わせる溝とのサイズも合っていないため、中途半端に浮き、そして斜めに固定されます。
スコープ正面は塗装のあおり部丸出しであり、なんとも汚く見えます。工具用の溝がありますけどコレって外れるのかしら?レンズそのものはとてもいい感じですよ。
これはもう一つのほうのレール。こっちの作りと塗装は割りとしっかりしているのに、レールサイズが合いません。よって意味の無いパーツ、ううっ・・・。
しかしそんな出来より何よりこのゴムが臭いです。臭すぎます。何度洗っても、何を使っても臭いが取れません。これではサイティングの度に嗅覚がヒットコールです。
電池は44型を2個。輝度調整は2段階で赤と緑。輝度調整は正直わかりにくいですが点灯はちゃんとします。
それはまあいいんですが、金属がむき出しの為、ビニテかなんかで電池外周部を絶縁しないと、ショートして点灯しません。ネジもかなりいびつで、奥に入ったかどうかがわかりにくいです。
後、この品物はMASADA用として買ったのですが、致命的に色があっていません。うわーい。
格安でしたし、値段相応といえばそれまでなので、もうこうなると絶対見栄えするようにリペして(刻印はあきらめて)、台座の位置もちゃんとなるように弄くるまでです。